昨日に引き続き実家の話を少々。
今年、父親は70歳になった。
転職を繰り返した父ではあったが自分の人生に一点の曇りもなく
自分の人生を邁進している。
まあ、人生に付きもののちょっとした失敗は多々あっただろう。
それでも次の目標にじっくり狙いを定めそこに向ってただ進む。
そんな父である。
この美しい壁は一日がかりで俺が組上げたもの。
この家も大きな災害でもない限り、俺より長く生きていくと思うと
この壁の建設に関われたことが素直に嬉しい。
何の変哲もない北向きの壁の一枚ではあるが、
俺の人生の一日を削って建て上げたこの壁には
俺の人生のスパイスがちょっとだけ組み込まれていることを
子孫らは知る由もないだろうが、
未だ見ぬ子孫らを見守っていけるよう念を入れた。
まあ、そう思うと父や母は相当な念があるに違いない。
父と母はココで昼をとったり、客人を迎える。
行ったことがある人には、天ぷらを揚げる父の姿、
茗荷や大葉、山椒をそのへんで摘んでいる母の姿が見えるに違いない。
この日は曇っていて残念ではあったが本来なら
筑波山を北側から望む風景が広がる。
夕日は山の向こうに沈んでいく。
建設中の正面玄関。
未だドアも入っていない状況だが、
冬までには外壁の作業を終えビニール小屋から
こちらのほうに移りたいと、母は考えているようだ。
まだまだ家が完成するのは先の話だが、
小さな花が咲くこの小さな楽園の建設に参加し
俺の念が入っている箇所を増やしたいと思っている。
2007年8月5日日曜日
家づくり…2
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