2007年6月8日金曜日

自動開閉式トイレ


僕は18歳の年から一人暮らしをはじめ、
かれこれ17年目の途中から彼女は家にやってきた。

それまでに何年か女性と一緒に暮らした経験はあり、
過去の彼女とは意見、主張などでぶつかりはしてきたつもりだが、
まさかそんなことで意見の相違があるとは思ってもみなかった。

男の一人暮らしを想像して頂ければ分かることだが
よほど几帳面な奴でもない限り、

【便座は開いている】

彼女はそれがどうしても理解できず、我慢ならないらしい。
彼女がトイレに行くたびに境訛りの大阪弁で

”ちょっとアンタ、便座しめ~な!”

と、まるで僕が今まで一人暮らしで培ってきた、
便座は大をするときのみ下げる行為があたかも
いけないかのようなくちぶりでまくし立てた。

”ウンが逃げるで~!”

毎回、締めくくりは関西方面にありがちなこれである。

そう言われ続けても、長年の習慣は簡単に治るものではなかった。
僕も、悪気があるわけではないのだが忘れてしまうのは仕方が無かった。

言われ続けて数ヶ月…
内緒で自動で便座が開閉する便座を買って取り付けた。

”うひひひっ、ざま~みろ!”

できないことを機械任せにする僕に彼女は完全に呆れていたが、
G持ちの彼女は洗浄機能にえらく満足した様子でした。

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