2007年9月11日火曜日

鉋(かんな)



鉋もここまでくると芸術品だ。

美しく鍛えられた二枚刃に、寸分の歪みもない台座。


鉋の世界にも違いがあるそうで、

日本の鉋は引いて使うのに対して、

中国、西洋の鉋は押して使うのが主流だ。


特に西洋の鉋は古いものから微妙な調整を

ネジを緩めたり締めたりして調節するものが多い。

素人にも扱いやすい設計になっている。


それに対して日本の鉋は横を叩くことで

刃の削れ具合を調節する。

初めて扱う素人には全く使いこなせない。


この写真の鉋はたいそう名のある方が

作成したものらしく値段は付けられないとのこと。

言い方に語弊があるのかもしれないが、

使いこなせる人ではないと譲れないということ。


そんな鉋があること知らなかった俺だが、

その鉋を手にしてみると確かに雰囲気が違う。


只者ではない、その鉋が俺に話しかける…

おい、ボウズ!その腕で引いたら後悔するぞ…と。


せっかく目の前に最高の鉋があるのにも関わらず、

その良さを実感できるまでには

あと20年くらいかかっても無理なことは明白である。


鉋台: 耕木杜
鉋刃: 中屋平治

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