K太郎にあったのは俺がまだろくでもない仕事をしているときだった。
彼は俺に輪をかけて、ろくでもない仕事をしていた。
ろくでもないもの同士、気があったのかも知れなかったが、
K太郎は多少びびりのところはあるが非常に頭の良い若者だったので気になった。
ある日彼はまともな仕事がしたいと、ろくでもない仕事から抜け出し
俺の狭いアパートに転がり込んできた。
まともな仕事が見つかるまで、もしくは自分自身で始めるまで
同居することを認め、彼を受け入れた。
彼は毎日努力しさまざまなことを試し見たがうまくいくことはなく
次第に余裕がなくなり、焦っているのは目に見えて分かった。
ある日彼は、昔のろくでもない仕事に戻る決心を固め家を出た。(つづく)
2007年7月22日日曜日
KとK太郎へ(2)
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿