若い頃、シーズンオフにしかアルバイトができなかった。そのため
職を転々としてバイト先で通帳を作らされることが度々あった。
気がつけば軽く十冊以上になっていた。
貯めておくつもりでもなかったのだが大量にある通帳を
捨てるわけにもいかず、解約することに対して重い腰を上げた。
それから金融ビッグバンなどもあり誤って大金振り込まれた事件
などが多発した時代があったのはみなさんご存じのことだろう。
すこし邪な気持ちもなかったわけでもない。ひょっとして…
だいたい平日に長々と銀行に行ける時間もないのだが、
必要書類約三十枚を家で記入し昼休みに銀行に行った。
一つの通帳をぬかして全部の通帳の解約手続きが
約2週間後に完了する見込みだ。
で、残ったのがこれ。
今の通帳の大きさの約2/3の大きさのこの通帳は支店さえ
なくなっている富士銀行の1989年物、程よく熟成され読み
取れる機械が近くのみずほ銀行には存在しない上に解約する
にはさらに余計な時間がかかることの説明を受けた。
面倒臭がり屋の俺と邪な俺…どーすんのよ!?
2007年11月10日土曜日
古い通帳
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